裏遠方より来たるモノ
2002年10月19日私には小学校からの
友人がいる。
”友達”という表現が正しいのか
”親友”という表現が正しいのかは
解らない。
他人から見れば”親友”になるのだろうか。
そいつとは
何をするにも一緒だった。
遊ぶ時も
授業をサボる時も
喧嘩する時も。
そして
何をするにもライバルだった。
バスケットで負ければ
サッカーで勝ち、
ビリヤードで勝てば
ボーリングで負け、
泣かせた女の数で負ければ、
笑わせた女の数で勝った・・・。
そんなあいつが、今
「学校の先生」を目指している。
あんなに
サボって
馬鹿にして
つまんねぇーって言ってた
あの
「先生」
になろうとしている。
もしも
あいつが学校の先生だったら・・・
もしかしたら
学校ってところが
楽しくて楽しくて
仕方なかったんじゃないかなぁ
そう思う。
そいつと
ずっと前に約束したことがある。
「もしも、どっちかが先に死んだら
誰よりも、どんな奴よりも
でっけー菊の花を贈り合う」
そいつとの関係は
今も、これからも
変わることはないと思うし、
それでいいと思う。
友達、友情、親友・・・
そいつとの間に
そんな言葉は意味を持たない。
ただ一つだけ思っていること
それは
「葬式会場が花で埋め尽くされるくらいの
菊を贈ってやるよ」
ただ それだけ・・・
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