裏視点
2002年7月18日見方を変えることによって
全ての事象は
全く別の性質を擁するようになる。
喜劇が悲劇に変わることさえある、
一瞬にして。
そう、こんなふうに・・・。
+------------------------------------------+
むかしむかし
ある島に
肌の色が赤いヒト達が住んでいました。
この島のヒト達には
もう一つ身体的な特徴がありまして
頭に角(つの)が生えていました。
この島には
「ジョニー」という名の男性がいました。
ジョニーは大変心やさしい性格で
平和を愛し
家族や仲間を大切にすることを何よりも尊重する。
そういうヒトでした。
この島の住人は
皆平和に暮らしていましたが
ある時
大飢饉に襲われました。
畑の野菜は全て枯れ、
食物は底を尽きました。
島民は餓死寸前のところまできていました。
島のリーダー的存在であるジョニーは
「このままでは皆餓死してしまう。なんとかしなくては!」
と思い、仲間と共に食料探しの旅に
出掛けることにしました。
目指すは海の向こう側に見える大きな大陸でした。
この島のヒト達がまだ誰も行った事のない所です。
ジョニーと数人の仲間は、島民のために
決死の覚悟で大海原へ船を漕ぎ出しました。
数日後、
船は無事、大陸に到着しました。
そして
ジョニー達はすぐに食料を探し始めました。
休んでいる暇などありません。
歩き始めて間も無く
ジョニー達は一つの村を発見しました。
「やった!あの村の人達に食料を分けてもらおう。」
そう思い、村に一歩足を踏み入れました。
そのとたん
「Kya --!Bakemono ---!!」
村の女性がジョニー達を見て叫びました。
しかし、ジョニー達にはそのコトバが通じません。
「この人達は何を言っているのだろう?」
ジョニーはとりあえず挨拶をしようと
自分の名前を言い続けました
「俺はジョニーだ。ジョニー、ジョニー・・・食料を分けて欲しいんだ。」
しかし、村人達には全く通じません。
ジョニー達が困っていると
村人達は慌てふためきながら
村中の食料と、財宝を集めて
ジョニー達に差し出しながら
何か言いました。
「Douka Korede Oyurushi kudasai!」
言っているコトバは全く通じませんでしたが
とにかく、
食料を分けてもらう事が出来たので
島に帰ることにしました。
帰りの船の上で。
「いやぁ、イイ人達でよかった。これで皆助かるよ。」
そう言い、島に戻りました。
ジョニー達は
島に帰り、食料を皆で分け
無事に食料難を乗り越えました。
ジョニーは大変心やさしい性格なので
「あの村のヒト達に何か恩返しがしたい」
と思いました。
この島には、鉱山がありまして、
鉄が沢山採れるのです。
そこでジョニーは、
この島の名産品である「金棒」を
あの村のヒト達に贈ろうと考えました。
それから数日後、
ジョニー達は再び船を漕ぎ、
あの村へ向かいました。
「金棒」を持って・・・。
村に到着すると
村人達がジョニーを見付け
また何か叫びだしました。
「Mata Kitazo ---! Ano Bakemono da---!」
コトバの意味は判りませんが
ジョニーはちゃんとお礼がしたいと思い
「金棒」を村人に見せました。
村人達はパニックになりながら
再び村中の食料と、財宝を集めて
ジョニー達に差し出しながら
何か言いました。
「Douka Douka Korede Oyurushi kudasai!Murani mou Syokuryou to Zaihou ha Arimasen Oyurushi Kudasai!」
ジョニーが、食料はもう要らない
と言っても通じるはずもなく、
仕方ないのでお土産の「金棒」と
食料&財宝を交換して、島に帰ることにしました。
「あの村のヒト達はホントに良いヒト達だ。お礼の言いようもない!」
心のやさしいジョニーは
村人に対して感謝の気持ちでいっぱいでした。
そう、
ジョニーは
このあとに
あんなに恐ろしいことが
起こるとは
夢にも思わなかったのです・・・。
そう、あんなに恐ろしいことが起きるなんて・・・。
島に帰り
数日後のある日。
ジョニー達島民は
いつものように平和に暮らしていました。
働き者のジョニーは
畑を耕していました。
「ふう、今日もイイ天気だなぁ。ところで、あの村のヒト達は元気に暮らしているかなぁ?」
そんなことをつぶやきながら、
海の向こうの大陸を見ました。
ふと、気が付くと
海に見慣れない一艘の船がありました。
しかも、この島に向かっているではありませんか。
ジョニーは
「あの村のヒト達かもしれない!」
そう思い、急いで出迎えの準備をしました。
彼らを歓迎するために・・・・。
ジョニー達は浜辺で
船が来るのを待っていました。
だんだんと船が近づくにつれて
乗っているヒト達が見えてきました。
乗っているのは
幼い少年と、見慣れない動物が3匹。
その船の帆には
「おしり」のような果物の絵が描いてありました。
3匹の動物の内
1匹は、ワンワンと鳴き、
1匹は、お尻が赤く、
1匹は、空を飛んでいました。
ジョニーは
彼らを
友好の使者だと思いましたが
実際は・・・。
この後は
どうなったか?
皆さん、もうお解かりですね。
この島は
ジョニー達島民の
血で染まりました・・・。
さぁ
皆さん
視点を
変えてみましょう。
見方を変えれば・・・
ほら、
一瞬にして、
喜劇が
悲劇に変わったでしょ。
そう、こんなふうに・・・。
全ての事象は
全く別の性質を擁するようになる。
喜劇が悲劇に変わることさえある、
一瞬にして。
そう、こんなふうに・・・。
+------------------------------------------+
むかしむかし
ある島に
肌の色が赤いヒト達が住んでいました。
この島のヒト達には
もう一つ身体的な特徴がありまして
頭に角(つの)が生えていました。
この島には
「ジョニー」という名の男性がいました。
ジョニーは大変心やさしい性格で
平和を愛し
家族や仲間を大切にすることを何よりも尊重する。
そういうヒトでした。
この島の住人は
皆平和に暮らしていましたが
ある時
大飢饉に襲われました。
畑の野菜は全て枯れ、
食物は底を尽きました。
島民は餓死寸前のところまできていました。
島のリーダー的存在であるジョニーは
「このままでは皆餓死してしまう。なんとかしなくては!」
と思い、仲間と共に食料探しの旅に
出掛けることにしました。
目指すは海の向こう側に見える大きな大陸でした。
この島のヒト達がまだ誰も行った事のない所です。
ジョニーと数人の仲間は、島民のために
決死の覚悟で大海原へ船を漕ぎ出しました。
数日後、
船は無事、大陸に到着しました。
そして
ジョニー達はすぐに食料を探し始めました。
休んでいる暇などありません。
歩き始めて間も無く
ジョニー達は一つの村を発見しました。
「やった!あの村の人達に食料を分けてもらおう。」
そう思い、村に一歩足を踏み入れました。
そのとたん
「Kya --!Bakemono ---!!」
村の女性がジョニー達を見て叫びました。
しかし、ジョニー達にはそのコトバが通じません。
「この人達は何を言っているのだろう?」
ジョニーはとりあえず挨拶をしようと
自分の名前を言い続けました
「俺はジョニーだ。ジョニー、ジョニー・・・食料を分けて欲しいんだ。」
しかし、村人達には全く通じません。
ジョニー達が困っていると
村人達は慌てふためきながら
村中の食料と、財宝を集めて
ジョニー達に差し出しながら
何か言いました。
「Douka Korede Oyurushi kudasai!」
言っているコトバは全く通じませんでしたが
とにかく、
食料を分けてもらう事が出来たので
島に帰ることにしました。
帰りの船の上で。
「いやぁ、イイ人達でよかった。これで皆助かるよ。」
そう言い、島に戻りました。
ジョニー達は
島に帰り、食料を皆で分け
無事に食料難を乗り越えました。
ジョニーは大変心やさしい性格なので
「あの村のヒト達に何か恩返しがしたい」
と思いました。
この島には、鉱山がありまして、
鉄が沢山採れるのです。
そこでジョニーは、
この島の名産品である「金棒」を
あの村のヒト達に贈ろうと考えました。
それから数日後、
ジョニー達は再び船を漕ぎ、
あの村へ向かいました。
「金棒」を持って・・・。
村に到着すると
村人達がジョニーを見付け
また何か叫びだしました。
「Mata Kitazo ---! Ano Bakemono da---!」
コトバの意味は判りませんが
ジョニーはちゃんとお礼がしたいと思い
「金棒」を村人に見せました。
村人達はパニックになりながら
再び村中の食料と、財宝を集めて
ジョニー達に差し出しながら
何か言いました。
「Douka Douka Korede Oyurushi kudasai!Murani mou Syokuryou to Zaihou ha Arimasen Oyurushi Kudasai!」
ジョニーが、食料はもう要らない
と言っても通じるはずもなく、
仕方ないのでお土産の「金棒」と
食料&財宝を交換して、島に帰ることにしました。
「あの村のヒト達はホントに良いヒト達だ。お礼の言いようもない!」
心のやさしいジョニーは
村人に対して感謝の気持ちでいっぱいでした。
そう、
ジョニーは
このあとに
あんなに恐ろしいことが
起こるとは
夢にも思わなかったのです・・・。
そう、あんなに恐ろしいことが起きるなんて・・・。
島に帰り
数日後のある日。
ジョニー達島民は
いつものように平和に暮らしていました。
働き者のジョニーは
畑を耕していました。
「ふう、今日もイイ天気だなぁ。ところで、あの村のヒト達は元気に暮らしているかなぁ?」
そんなことをつぶやきながら、
海の向こうの大陸を見ました。
ふと、気が付くと
海に見慣れない一艘の船がありました。
しかも、この島に向かっているではありませんか。
ジョニーは
「あの村のヒト達かもしれない!」
そう思い、急いで出迎えの準備をしました。
彼らを歓迎するために・・・・。
ジョニー達は浜辺で
船が来るのを待っていました。
だんだんと船が近づくにつれて
乗っているヒト達が見えてきました。
乗っているのは
幼い少年と、見慣れない動物が3匹。
その船の帆には
「おしり」のような果物の絵が描いてありました。
3匹の動物の内
1匹は、ワンワンと鳴き、
1匹は、お尻が赤く、
1匹は、空を飛んでいました。
ジョニーは
彼らを
友好の使者だと思いましたが
実際は・・・。
この後は
どうなったか?
皆さん、もうお解かりですね。
この島は
ジョニー達島民の
血で染まりました・・・。
さぁ
皆さん
視点を
変えてみましょう。
見方を変えれば・・・
ほら、
一瞬にして、
喜劇が
悲劇に変わったでしょ。
そう、こんなふうに・・・。
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